壬生寺節分会
2024/02/02
本日2月3日は壬生寺節分会です。 京都の年中行事の一つに数えられる、壬生寺の厄除け「節分会(せつぶんえ)」は、白河天皇の発願によって始められたと伝えられ、900年余もの永い伝統を持つものです。当寺は各社寺の中でも、京都の裏鬼門(南西)に位置し、京都の節分鬼門詣りの一端を往古より担っています。ご本尊は「延命地蔵菩薩(重要文化財)」であり、お地蔵さまの誓願である庶民大衆の除災招福を祈願して、三日間にわたり古式による節分厄除け大法要を厳修します。
節分当日は、厄除け護摩祈祷が本堂内で終日厳修され、年齢によって厄除けを祈願する星祭祈祷と本堂へ昇殿していただいてご祈祷する昇殿祈祷が行われます。
壬生寺の節分詣では、節分厄除けお札・開運の起上がりダルマ守・お地蔵さまがあらゆる災難困難の身代わりとなって下さる身代わり守・交通安全守なども授与されます。
また、境内参道で素焼きの炮烙(ほうらく)を求め、家族知人の年齢・性別・願いごとなどを墨書きして奉納するという、当寺にしか見られない珍しい風習があります。これら多数の炮烙は壬生狂言の毎日の序曲である「炮烙割(ほうらくわり)」でことごとく割られ、炮烙を奉納した人は、その年の災厄を免れて福徳を得るという信仰が伝わっています。
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